八戸から友人Rに連絡を取る。『今、東京?それとも岩手?ラボ見学しに行きたいんだけど、岩手のどこかな?』

それから30分ほどして、送迎、宿泊先、ご飯、翌日のラボ見学の手配が全てされた返事が送られて来た。あのぉ~、自転車あるし、テントあるし、問題ないんだけどな。よければラボの裏にでもテント張って、ワイルドにいきたいんだけどなぁなどと思ったが、全て手配済みだったので、甘えることに。今回の旅、ほとんど甘えっぱなしです。

友人Rが新しいブランドを数年前に立ち上げたのは知っていた。活躍ぶりも目覚ましかった。岩手の地域資源(米や桃)を活用し、独自の醗酵技術でエタノールを作り、地域循環プロジェクトとして消臭スプレー、虫除けスプレー、ボディーミルクや石けんなどを作っている。生産過程で出た米もろみ粕がニワトリの餌となり、その卵は農村農泊の民宿の朝ごはんとして食べられる。鶏糞は田んぼの肥料になる、放棄された休耕田を利用して無農薬で米を作るなどなど。とにかく、循環しまくっているのだ。

とにかく、奥州の前沢駅まで来て下さいということで、八戸から電車で(失礼!)向かう。前回、冷たくあしらわれた『はやぶさちゃん』に乗り、盛岡駅で乗り換え、前沢駅に到着するとラボスタッフのWさんがお迎えしに来てくれて、農泊のOさん宅まで送ってくれた(車でね!)。
近くに温泉があるというので、Oさんの娘Mちゃんと塩を大量に持って行くこととなった。恐山に行ったワタクシに東京の友人達がお清めせずに東京に戻ってくるなと言う。自分は霊的なものを信じないが、何かあった場合自分のせいにされても困るなということで、ほぼ言われた通り『頭から水30分』『塩をすり込む』をやろうと思った。温泉では、まずMちゃんにゴシゴシと背中に塩をすり込んでもらった。背中以外は自分で。お風呂に入ってしっかり温まってから全身水シャワーで10分。頭に30分と言われたが全身一気に浴びたので10分でいいだろうという勝手な判断。

お風呂上がりには、農泊の母屋でご馳走の嵐。ぬか釜で炊いたご飯、南部鉄器で焼いたたこ焼、小麦粉は南部小麦、そうめん、畑から穫れた野菜、おしんこ。カツオのさしみ。O家では、お風呂は薪だし、ぬか釜でご飯を炊くので、2011年の震災の時そこまで苦労しなかったんだそう。『以前はみんなこういう生活をしてたんだけどね。』とOさんがつぶやいた。Oさんは若かりし頃、日本各地をオートバイで回り、何度もフルマラソンを完走し、15年ほど前から奥州を舞台に、地域の活性化にがっぷり取り組んで来た経験もある恐ろしくパワフルな女性。Oさんと酒抜きで語り合い、またもや食べまくる。

どこに行ってもいい出逢いがあるんだね。日本をあまり知らない自分、少しずつだけど開拓し始めているよ。

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車で前沢駅までお迎えに来て下さったラボのスタッフWさんと農村民泊『まやごや』のOさん。

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Oさん宅には馬小屋があり、それを宿泊所に改装し8人ほど泊まれるようになっていた。キッチン、シャワー付き。

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八戸駅で買った駅弁と、Oさんのおもてなし。

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おばあちゃん手作りの味噌とおばあちゃんが手塩をかけて育てた野菜のお味噌汁。

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美しい日本の田植え風景。