とりあえず、宇部に連れて行け!

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聖地と勝手に呼んでいる山口県は、本州なんでもっと近いかと思いきや、遠かった。自転車を箱詰めして空港行くのが面倒くさいのと、しっかりとした計画、ルートを考えていかなかったから、事前に自転車を特定の場所に送ることもできなくて、とりあえず新幹線で行くとこにした。輪行袋は買ってあったし、工具もある。気ままな旅の始まり。

まずは当日、土砂降りの朝、東京駅に行って山口県宇部市までの切符を購入。とにかく宇部に行きたいので緑の窓口に自転車ごと乗り込んで『宇部市まで』と。『宇部市のどこですか?』『とにかく宇部のどこかまで』『ん~』『じゃ、宇部の中心部まで』『あ~』『宇部駅ってありますか?』『あります。』『じゃ、宇部駅まで』ということで、目指すは宇部駅。(宇部という漢字、好きです。)

自転車を駅前でちゃっちゃと分解し輪行袋に入れて新幹線のホームへ。が、しかし、13.5kgの愛車Surly Lonh Haul trucker+9kgのパニエバッグx2つ+ハンドルバーバッグ+チェーンロック+ウォーターボトルx3本が重い。むむむ、総重量約33kg。人混みなので、こまこまと個別に運ぶこともできず(盗まれそうで怖い。海外生活の癖が抜けず、いつも盗難、ひったくり予防センサーがガンガンに働いている)一気に持ち運ぼうとしたら、これが大変な荷物。背が縮まる思いをしてホームまで運び、昼の部1着しかないサイクルジャージが既に雨と汗でびしょびしょ。それ以外の衣類は寝る時に着るT-shirtと短パンしかない。もしかしたら人生で初めてかもしれない『のぞみ』に乗って、まずは新山口駅へ。新幹線の中で地図(1:220.000)を開き、なんとなくルートを決めようとすると、常盤公園に行ってみれば?と友人iから連絡が入ったので、車掌さんに言って、宇部駅でなく常盤駅に変更してもらう。宇部は宇部でも、南部の常盤駅。新山口駅まで約5時間、乗り換えの時も汗だくになり、宇部線にぎりぎり間に合った。それがなんとも可愛い2両編成の黄色い電車。無人駅で運転手さんが各駅で毎度運転席から立ち上がり、乗客の定期券や支払いをチェックしたりして、後払いのバスのような感じ。小学生のように窓に額をくっつけ、風景を眺める。田んぼが広がり、山口県って米も作るんだと驚いた。

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日本の新幹線掃除の手際の良さには度肝を抜かれる。

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のどかな常盤駅で組み立て直す

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直前に友人からもらった、風車とひらひらフリンジをハンドルバーエンドに装着しドレスアップ。

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都会のライフスタイルにマッチした折畳自転車や小径車長く使えるLongLifeBikeのSURLY こだわりの英国製ALEX MOULTON 純国産フレーム 京都のE.B.S等を中心にLine-up しています。 小さなお店ですが競技モデルとはまた違う快適に長く大事に使って頂ける自転車・部品をセレクトしています。

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