自分がMだったと、山口県で再確認

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昨日は汗だくで出勤しましたが、今日はもう寒いです。半袖半パンシーズン終わったようです。まいっちゃいます。気を取り直して、聖地の続き、続き。ちょっとずつは進んでるでしょ?

青海島を後にし、向かうは角島。しかし、東京から宇部市への移動中の新幹線に乗っている間に、友人iに『千畳敷からの景色は最高だから是非行ってみて。』とメッセージが届き、『行ってみてと言われたところは全部行く!制覇する!』と返事して、よくわからないが『千畳敷』という場所に行くことになった。どんなところなんでしょ?山口県に着いてからネット繋がらなかったし。日本海が見える絶景スポットとだけ教えてくれた。じゃ、行ってやろうじゃないの。寄り道するように、千畳敷を目指した。距離にして青海島から20km。楽勝。私が目指すところは、その先の角島なんだもんね。長門古市辺りまでは快調に飛ばす。そこからなだらかに上り坂が始まり、その傾斜が徐々に厳しくなってきた。この旅で唯一決めてたことは、苦しくても絶対に足を地面につけないこと。自由、気ままな旅だけど、そこだけはギブアップしないようにと心に決めていたんですね。だいぶ上り坂が続いて、いい加減嫌になってきたところで『千畳敷、100m先右』という看板が。おぉ、あの角を曲がれば絶景か~、ひ~ひ~ひぇ~とこいで右に曲がると、そこは絶景ではなく、もっと急な上り坂だった。このヤロー。自分に課した任務を果たさなければ。急すぎてまっすぐ登れないので、ジグザクと進み、その横を何台もの車やオートバイが、頑張ってるなぁというよりは、こいつバカだなという感じで通り過ぎていく。やってる本人もそう思う時あるけど、苦しいっていうのも当然あるけど、それなりに幸せなんですよ。登ってる時はこのヤロ~だけど、その後の達成感と満足感は何にも代え難い。自分の足で登りたい。石油使わずに、自力で登りたい。もうダメかと思う時もあったけど、何とかギリギリ17時過ぎに到着。絶景の手前にカフェがあったので、夕食用になにか購入と行ってみたら閉まっているではないか。片付け中の店員さんに無理言って紅茶とりんごジュース、ぶどうパンを売ってもらう。これで、今晩の夕食は、またもやパンとチーズ。ひもじいが、角島で食べれば最高に贅沢な夕食になると思っていた。そして、こともあろうか千畳敷の絶景は、曇っていてよく見えない。高さがわからないから、頂上に来たという実感がわかない。オートバイに乗ってここまでやってきただろうバイカーが、小さなキャンプサイトで楽しそうに盛り上がっている。とまぁ苦労して登ってきた割には、なんだか気持ちが盛り下がる一方。友人iよ、絶景はどこじゃ?『行ってみて』のアナタの軽い一言で、人生で2番目に大変な思いして登りましたさ。(一番目はオレゴン。3番がウェールズのスノードニア。荷物の量にもよるんだけどね。)一応、バイカーに挨拶すると、『さっき、登ってたのアナタかな?』『僕さっき追い抜きましたからね』『チャリダーはMしかいないですよ~』とのこと。ということで自分がMだということを再確認しました。そうこうしているうちに雨がパラパラと降ってきた。ネットが繋がらない私は、東京のベースキャンプ友人Buに電話して、今晩の天気予報を確認。大雨とのこと。悩む。動くか、動くまいか、大いに悩む。

dsc_4116松と海ってのが渋いよね。日本海、しみるなぁ。

dsc_4195なだらかな上り坂の始まり始まり。

dsc_4196登って来た時は、まだ景色は良かったんですけどね。私のテント場が、あの真ん中にある屋根があるベンチになるとは。

%e5%86%99%e7%9c%9f-5そこで休憩。すぐ裸足になりたがる。貴重なパンは夕食用にとっておかなければ。今食べてはいけない!

バイカー・チャーリーさんのブログはこちら。
http://charlie41.jugem.jp/?eid=40

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