友人iの実家に(聖地、山口県)に随分と長居してしまった。自転車にも乗らず、黙々と農作業を手伝って食べまくった5日間。
私は、チャキチャキ96歳おばあちゃんに常に『役立たず!』と言われて育って来た。傷つく訳でもなく、イラつく訳でもなく立派に育った。おばあちゃんはこれくらいが元気いいんだと思っている。しかし、最近弱りつつあるおばあちゃんを世話し始めて、『きれいになった』とか『会えて嬉しい』、終いには『拝みたい』とも言われるようになって来たので、役立っている実感が芽生え始めているぞ。iの実家に滞在している間、こんなワタクシでも少しは役に立ったと願いたい。
さてさて、次は広島(電車でね)。とはいっても、今回は広島駅でロンドン時代の友人とランチを食べる程度。2時間弱の滞在で広島を後にし、東京から数年前に引っ越した友人家族に会いに和歌山県龍神村まで向かう(電車でね)。気軽に遊びにいくよと言ったはものの、調べてみたら龍神村やたら遠い。村は和歌山県の中央部に位置し、最寄り駅の藤並駅からでも1時間かかる(車でね)。到着したのは日が暮れてから。そして山道だということで友人Sが車で迎えに来てくれた。夜は、彼女達が田舎に移住した経緯、田舎での新生活、将来のことなど、質問攻めにし、またワタクシの戯言を熱く熱く語りまくり、消灯。ワイルドさに大いに欠けるがテントではなく、ダイニングで寝させてもらった。
今年のやりたいことリストの一つであった藍染め。たまたま、お向かいさんが藍染工房であったため、翌朝、藍染め体験を申し込んだ。藍染め職人の計良さんは2006年に独り立ちし、東京から龍神村引っ越して来たのだが、温泉があったことも惹かれた理由だと言う。
龍神村、想像しているより、充実しているぞ。澄んだ自然と、美味しい食材、UもしくはIターンした人々。なんか活気づいてて驚き。
最後の昼餐。ぶち、ありがとさん。
藍を醗酵させている。この上で寝れると思った。
温度調整できて、布団をかぶせておくんだそう。
アイデアを検討中。
このような小物を使って布を挟む。木やゴムで挟んだ部分が染まらないという仕組み。
計良さんの話を真剣にきいたはずなのに、質問攻めにしたはずなのに、ほとんど覚えてないよ。ごめんなさーい。
最初はゴム手袋をしていたが、邪魔だったので、
素手で。数日間は藍色が落ちず、爪には数週間残って、不健康そうな人に見えた。
藍染めの原料、蒅(すくも)。これが高い!
雑なワタクシのわりには、上出来、上出来!満足、満足!
手ぬぐいは失敗しました。
鮮やかの一言。いつか、シャツを染めてみたいね。