PK1?いいえ違います。
PKZ?それでもないです。
こちら、XF。tyrell創業10年を記念して発売された
チタンフレームの折り畳み自転車
tyrellのラインナップ内で比較するとFX/FSXのチタンverといったところ。
XFはチタンの成型の難しさとその造作の複雑さ、お値段も相まって50台の限定生産モデル。創業から10年間でtyrellの培った技術を集約し値段や採算を無視して完成した、言わば記念碑的モデル。
嬉しいことにticketでも50台中の数台をお客さんにご納車させてもらいましたが、今回で50台の生産も終わり、最後の1台をご納車しました。値段も値段なのでポンポン売れるものではないですけど、こんな車種もあったんですよとゆうアーカイブとして紹介します。
そもそも素材が高価かつプレスやハイドロフォーミングでの成型が難しいチタン素材。最上級モデルとしての精度を求めた上に折り畳み。ホリゾンタルフレームではなく、tyrellのアイコン「スラントデザイン」を用いたフレームはもはや工芸品レベル。
そんなフレームなのでアッセンブルされるパーツも一切の妥協はありません。
コンポーネントはshimano duraace Di2(9070)、ハンドルはvison metron5D、サドルはprologo nago evoと全てアフターマーケット用に販売される最上級のものを各所に用いています。
極めつけがホイール。リムは軽量なカーボンクリンチャーリム。そして何より「ハブ」。完成車にこれがついてるなんてありえるか?と思っちゃうブランド “gokiso”。国産の超高回転/超高精度/超高価と3高ハブの代名詞gokisoのハブをXF専用設計モデルを作って搭載しています。
10周年の記念モデルの名に違わない贅を尽くしたXF。
実車を見れることがそうそうない自転車を組める機会に恵まれた幸せを感じつつご納車前に写真を撮ってきましたので目の保養にどうぞ!
tyrell / XF
創業10種年記念50台限定生産モデル(完売しました)
price:¥1,250,000+tax
ホイールサイズ:20インチ(ETRTO406)
コンポーネント:shimano “dura ace Di2” 2×11速
ハンドル:vison “metron5D”
サドル:prologo “nago evo cpc”
ハブ:gokiso “XF専用モデル”
シートポスト:tyrell オリジナルチタンシートポスト
見どころありすぎだけど、やっぱり1番はハブ
gokisoって聞いたことはあるけど何が凄いの?とゆう方は是非こちらをご覧ください。
http://www.gokiso.jp/ja/products/hub_03.html
ticketでもお取り寄せ可能な超がつく高級ハブのgokiso。航空機のジェットエンジンに着想を得たとゆうハブデザインと内部構造は既存のベアリングハブとは見た目は似ていても内部構造は全くの別物。
静止状態でホイールをクルーっと回すと数分止まりません。ペダリングなしです、手で回しただけで。
自転車の駆動に関わる部分には全てベアリングが入っています。
ハブ、BB、ヘッドパーツ、ペダルなどなど。
回転精度の良し悪しは自転車そのものの走りに直結します。
XFはtyrellの最上級モデルとして設計された以上、全てにおいて最上級が義務付けられている自転車。故に・・・gokiso。
このXF仕様のハブの販売はありませんがgokisoハブでのホイール組みはいつでも承っていますので店頭にてご相談ください。小径ホイールで凡そ¥240,000+taxくらいになります。
どこを取っても最高級・・・
さっきから最高級、最上級を連呼しすぎてますが、ホントに全部そうなんです。
ハンドルやサドルももちろん、最高級。
ロードレースなんかを見る方には馴染みのあるブランドでしょう、visionとprologo。
今日日のロードバイクに求められる空力の低減にフォーカスしたステム一体型のカーボンハンドル “metron”。ハンドル内部にワイヤー類をフル内装できるシステムはレースの現場では一般化している構造。metron6Dに採用されている最新スペックのARCではありませんが、XFのフレーム自体がフル内装ではないのでここはmetron5Dをあえてつけてあります。ハンドルだけで¥70,000なり。
・・・自転車買えちゃいますね・・・
サドルはprologo。こっちもvisionと同じくロードレースの現場では定番となっているブランド。ペダリング効率にフォーカスした独特のスリップ防止機能 “CPC”はもはやprologoのアイコン。
モニター越しでも「ん?あのサドルはなんだろう?」じゃなくて、「あーprologoのスクラッチねー」となるくらいに目立つサドルです。3種類のスリップ防止デザインはホントにお尻に吸い付きます。ピンが出てるアルミペダルかのように滑りません。滑らなさ過ぎてコットンのパンツで乗るとひっかかりがあって怖いくらい。レースパンツとの相性で設計されているのでそこはご愛敬。
ticketで自転車を組む時ってクロモリフレームが多いんで、変速関係はともかく、その他のパーツ類はレーススペックのものを使うことは少ないんで、たまにこうゆうのを組み立てると新鮮で楽しいです。
vision、prologoは共に取り扱い可能なのでこちらも店頭でご相談お待ちしてます。
日本の技術力が光る軽量ミニベロブランドとしてticketでも人気のtyrell。今回のXFは特別中の特別ですが、通常ラインナップモデルはFX、CSI、SRV、IVEなどを店頭に在庫しています。kadowakiコーティングの美しいパウダー塗装が売りでもあるので、是非実車を見て決めてもらいたいブランドです。タイミングによっては試乗車もありますのでお問い合わせください。
しかし・・・
カッコよかったなーXF・・・