真面目なクロモリロードバイク
グラベルロードだ、オールロードだ、アドヴェンチャーバイクだ、と自転車の楽しみ方も横にも縦にも広がっていってる昨今ですが、太目のタイヤにフロントシングル、荷物も積めるし、乗りやすい。自転車遊びの間口をグッと広げてくれたことには間違いありません。
でも自転車屋的にはたまにはこうゆうのも組みたくなるんです。
おいしいお店もさすがに毎日通うと飽きてきちゃうのと同じでたまには違う味が食べたい。
そんな気分で組んだstuffはメチャクチャ真面目な優等生バイクに仕上がりました。
e.b.s / stuff
price:¥91,000+tax(フレーム&フォーク)
ホイールサイズ:700c(etrto622)
完成車参考価格:¥250,000+tax
クラシックではなくスタンダードと呼んでほしい
クラシック!
レトロ!
ヴィンテージ!
耳障りはいいけどあんまり好きなワードではないです。あえて言うならスタンダード。
変わらない自転車のあるべき形。古いパーツやデザイン一辺倒じゃそれもおもしろくないのでスパイスとして僕たちの好きも少し盛り込んで仕上げたstuffはそれはもう気持ちのよく走る1台になりました。
bossが言ってました。「コイツは優等生や!」
まさにその通り。コンポーネントは安心のshimano 105。クランクは現行の105がレースグレード要素を含んでいて現代的すぎるのでdixna “la crank”で少し柔らかい表情にしてあげました。
ハンドルはアップデートが入ったdixna “bandy2″。31.8mmクランプの部分が増えたのはきっとgrxのサブブレーキレバーをつけることを想定してるんだと思います。今回のお客さんはドロップハンドルが初めてで不安があるとのことだったのでこのハンドルにサブブレーキレバーをつけてあげました。ジャストフィットです。
現行のstuffは設計変更を経て今で4代目(たぶん)。以前はフラットバーでもいけるコミューター色が強いフレームでしたが、現在の形はドロップハンドル前提の少しグラベルロード要素も含んでいるデザインになっています。
今回は32cタイヤを装着していますが、700cで42c、650bで47cまでタイヤクリアランスが確保されているので、もう1ペアホイールセットを準備して休日のサイクリングは舗装路から離れて林道をユルっと流すなんて遊びもおもしろそう。
タイヤクリアランスは広いけど、32cくらいを入れてもスカスカ感が出ないのは、まさに設計の妙ってやつでしょう。こうゆうところはマスなメーカーには出せない部分でe.b.sをおススメする理由でもあります。
センタースタンドの取り付けも可能なので頑張りすぎない「楽しむロード」の最適解stuff。
自転車通勤・通学&休日サイクリングにピッタリなticketおススメのフレームです。