古いようで新しい
シルバーパーツで組んだ自転車=レトロ
と、言いたくなる気持ちは大いにわかりますが、シルバーで固めても古さを感じさせない。
要所に「今っぽさ」を取り入れてあげることでシルバーパーツで固めた自転車も、ただ古めかしいだけではない「古いようで新しい」
シンプルなようで一目見たらそれと分かるカッコいい自転車に仕上がります。
e.b.s bike / vokka
price:¥86,000+tax(フレーム&フォーク)
ホイールサイズ:650B(最大タイヤ幅2.25)
カラーオーダー:¥12,000+tax(単色)
使い方に合わせて仕上げられるのがvokka
e.b.sのラインナップ内でも一番ふり幅を持って設計されているのがvokka。
コミューターとしても、ツーリングバイクとしても、マウンテンバイクとしても、どんな用途にでも対応できるジオメトリーになっているので自分の使い方に合わせて組める懐の深さが売り。
使い方が変わったらそれに合わせて自転車を買い替えるのではなくカスタムしてあげることでvokka一台でずっと使い続けられます。
クロモリフレームだからと伝統に則ったノスタルジー溢れるスタイルはvokkaにはありませんが、過度な機能や味付けをしていないニュートラルなフレームはどんなスタイルで組んでもバッチリハマる一台です。
今回はシルバーパーツをふんだんに使って「現代のtokyoで乗るコミューターバイク」に仕上げました。
シルバーカラーのクランクとして真っ先に名前があがるであろうmade in USAのwhiteindustriesのクランク。シルバーの仕上げでも削り出しの極太クランクアームにチェーンリングで古くささのない圧倒的存在感を醸し出しています。見えない部分ですが、スピンドルも30㎜を採用しているので剛性感があり、非常にトルクのかかりもいい見た目だけじゃない高性能パーツなんです。
コンポーネントはshimano slx 11速。最新型は12速化していますが、まだまだ11速も現役。あえて11速をチョイスしたのはスプロケットのサイズ。今日日のMTBライドのために12速化したslxは如何せんローギアが大きい。つまり軽い。街中では全くと言っていいほどに出番がないんです。週末にちょっとダートライド行くぜ!となっても現実11速で十分。12速ハブもまだまだラインナップが少ないのでコミューターとして考えると11速がベストなチョイス。
ブレーキも手を抜かずにシルバーに。でもディスクブレーキ。シルバーにするために、わざとロードバイク用のディスクブレーキを使っているのもポイント。全く同じ見た目でMTB用もあるんですが、これはブラックのみの展開。小さい部分ですがこだわりポイントです。
ホイールは完組ホイールでシルバーはなかなか見つけられない。とゆうか、「ない」ので手組しています。しっかりシルバーで揃えるためにハブもディスクブレーキ対応のハブでリムはルックス、クオリティともに安定のvelocity。
下さがりのプロムナードハンドルと砲弾型ライトは似合わないようで太目タイヤの自転車とも親和性あり!
全体のバランスを考えてあげるとスッと自転車に溶け込んで、取って付けた感じが全くしません。この辺は完成車ではなくフレームから組んだ自転車だからできるカスタムだと思います。
シンプルなようで他にはない存在感を出しているこんなコミューターで都内をライドしてたら最高に楽しいんじゃないでしょうか。
シルバー系パーツはラインナップの種類も限られていて、その分完成車にした場合の金額も上がりがちですが、きっと満足のいく一台が組めると思います。
使い捨てではない、自分の相棒として永い間付き合っていく自転車と思えば、是非こだわりを持って仕上げてあげてください。