grxって何の略なんですかね。
知らないのかって?
はい普通に知りません!
まぁGは大方グラベルでしょう。
なんせグラベルライドのために生まれたコンポですから。
一時期はsramに席巻されていたグラベル界隈のコンポ事情もだいぶ変わってきてまして。
引き続きsramは人気。
でもシマノとは違う方に進化してて無線電動変速システム “axs”の拡張に熱心。
シマノもgrx “810” (ultegra相当)シリーズではdi2があるけど、基本はワイヤーコンポ。
それでも各メーカーのグラベル系バイクの完成車にgrxが圧倒的に多いのは
やっぱりシマノの「信頼性」と「価格」
安定の変速性能、補修パーツの手配にしやすさ、お財布に優しい値段設定。
まさか新型コンポとして発売するのにdi2 11速・ワイヤーコンポ11速を2種類・ワイヤーコンポ10速と
実質4グレードも出してくる辺りはさすがシマノ。
今回はスルーアクスル化を果たしたstuffに10速仕様をインストールしました。
カッコいい1台に仕上がっています!!
e.b.s / stuff
price:¥121,000 in tax(フレーム&フォーク)
color:ebsネイビー(カラーオーダー)
size:L
grxで組む際の注意ポイント!!
まず第一に
「油圧ディスクブレーキのみのラインナップ」
キャリパーブレーキや機械式ディスクブレーキはgrxのstiレバーでは引けません。
変速についてはシマノのロードコンポと互換性はあるので、例えばカセットスプロケットとディレイラーはgrxでstiレバーは105。
これは可能です。
クランクは105などのロードコンポにはない歯数設定があるので、
手持ちのコンポの流用や遊びの幅を広げてくれるGoodな仕様です。
grx名義ではカセットスプロケットはないので、使いたい歯数をシマノのロード/マウンテンのラインナップから選ぶことになります。
他コンポとの組み合わせで使う場合に特に気を付けたいのが今回の写真の400シリーズ。
10速は10速なんですが、変速ワイヤーの引き量がtiagra 10速(4700シリーズ)準拠になっています。
10速時代のultegraや105は動かせませんので流用などをする場合には要注意です!
次にgrx “600”シリーズはラインナップの無いパーツがある。
これは互換性には関係ない話なので流してもらってもいいんですけど、
600シリーズのstiレバーとクランクを使おうとした場合、リアディレイラーは800シリーズしかラインナップがないのでこれを使用することになります。
600と800の違いは主に重量。あとブレーキレバーのちょっと色が違う。
105とultegraの違いと同じ感じです。
細かい部分で言うとstiレバーの調整機構に少し違いがあるくらい。
また電動変速 “di2″は800シリーズのみのラインナップになっています。
一番わかりやすいのは全てgrxで揃えてあげることですけど、パーツの流通量が減っている昨今。
手持ちのパーツの流用のお話が来ることもあるのかなと思いましたのでご案内でした。