「何ですかこれ!!??」
初めて見た人の感想はまずこれ。
デンマークはコペンハーゲン発のカーゴバイクブランド “BULLITT”(ブリッツ)
デンマークと言えば何ですかねー
ヨン・ダール・トマソン?
エベ・サンド?
デニス・ロンメダール?
情報が古い?
確かに。
話は戻って、このBULLITT、見た目通りの超積載量。
今回は底板や専用BOXは取り付けない状態でのご納車なんだけど
専用オプションとして色々準備されてます。
BOXに関しては底板だけつけて、自分で探してきた箱を付けるのも良さそう。
たくさん積めるとゆうメリットに目が行きがちだけど、もちろん見逃すとまずいデメリットもあるので
どちらの面もご説明します。
https://www.eurobike.net/larryvsharry
BULLITT / DEORE 2×10 完成車
PRICE:¥485,980 IN TAX
COLOR:全10色
WHEEL:F/20インチ(406) R/26インチ
今回のRAWカラーはクリアなしのホントのRAW仕上げ。傷や錆への態勢が塗装したものより劣りますのでご注意ください。
BULLITTのメリット
まずは何より、その圧倒的な積載力。
本国のサイトを見てるとDHLで配送車としても採用されているようです。
積載スペースは底面(外-外)で縦:750㎜ / 横:450㎜
自転車で運ぼうと思いつくものはたいがい積めるんじゃないかな・・・
試しにDAHON K3の完成車の箱を積んでみると・・・
楽勝・・・!
お店さんの配達なんかもありだし、
大型ボックスもしくは専用のサイドパネルをつけてペットを乗せても良さそう。
BULLITTの良いところ、その2はパーツ関連。
前に長いフレームなのでクランクとリアディレイラーの距離は一般的な自転車と
そう変わらないのでチェーンが複数本必要ないし、駆動効率も良し。
タイヤも特殊なサイズではないので修理がしやすいのも酷使されるカーゴバイクでは
物凄く重要な部分。
ここが珍しいサイズだとそれだけで萎える。
フレームエンドもF:100㎜/R:135㎜なのでハードユースが過ぎてハブとかリムを
破壊したとて容易に手に入る、これも大事。
しかもホイールの着脱はノーマルなスポーツタイプと同じなので
例えばタイヤの劣化とかホイールがダメになってもホイールだけ外して持ち込んでもらったりもしやすいです。
パンクしたBULLITTを運ぶとなるとハイエースのロングがいります、マジで。
ブレーキも完成車仕様はTRPの油圧ディスクブレーキなので
実際に荷物を積んだ際にも安心の制動力。
その他、ワンタッチでハンドルの高さが変更できる機能や専用の大型スタンドも付属してます。
さて、ここからは・・・
書かずにはいられないデメリットを。
とは言え、ネガティブな意味ではなくて
欧州とは道路や住宅事情の違う日本でBULLITTの購入を検討する際に
ご注意・ご確認くださいね!とゆう点を記載しておきます。
買ったぜやったぜ!でも置き場ないぜ!乗る機会ないぜ!じゃ悲しすぎるからね・・・
まず、ものすごく長い。
駐輪スペースが最低でも縦に2600㎜は欲しい長さ。
マンションなどの集合駐輪場の場合は自転車ラックはまずアウト。
平置きできたとしても厳しい場合が多いでしょう。
バイク置き場を借りれればワンチャンあるかもしれません。
とにもかくにも最低2600㎜はマストです。
次に、操作感に物凄くクセがある。
と書くと、BULLITTが悪いように聞こえちゃうかもしれないけど
そうではなくて、前輪とハンドルの距離がここまで離れている自転車に乗る機会とゆうものがないので
どうしてもハンドリングが独特に感じてしまうんです。
内輪差も後ろに長い自転車の逆になるのでカーブの際も最初は違和感があります。
曲がり角を曲がる際はある程度、フロントホイールを突っ込んでからグイっと曲がっていく感じ。
後ろに長いカーゴバイクは内輪差に気を付けてもらえば初めての人もまぁそんなに怖くはないです。
BULLITTも慣れで解消できる部分なんでしょうけど、
如何せん最初は怖いと感じるはず。
最初は広い公園で練習するのを強くおススメします。
特に矮小な道が多く、自転車の通行区分も曖昧な都心部では要注意です。
と、ここまで危ないぞ!注意だぞ!と書くと
BULLITTって怖いな・・・となっちゃうかもしれませんが
「こうゆうもの積みたい!しかもBULLITTのスタイルが好き!」とゆう方には
他に選択肢が目に入りようがないオリジナリティの塊なカーゴバイク。
アルミで作られた極太フレームは耐久性と軽さも両立できているので走り自体は見た目に反して軽快だし
なかなか世間で見ないので特殊に見えるけど、実は補修もしやすい仕様になっていて
大事に長く使ってもらえるカーゴバイクです。
値段も値段だし、積むものによっては他にご提案できるカーゴバイクや積載方法も
色々ありますのでご興味ある方はまずはご相談ください。