大事な愛車を長持ちさせるのに一番大事なのは
“愛”
・・・が全てなんだけど
もっと具体的に言うと「メンテナンス」
自宅でできるチェーンへの適宜の注油だったり、お掃除だったりと
お店に依頼いただくメカニカルなメンテナンス。
このふたつを行うことで大好きな愛車がより長持ちします。
人も風邪かなと思ったら自宅療養するし
しんどくなったらお医者さんに診てもらう
特に違和感を感じてないけど、定期的に健康診断や人間ドックを受診して
リスクの軽減に努める。
自転車も同じです。
愛ですよ、愛。
今回は珍しいお城製フレーム “AM-SPEED S”のO.H.をご依頼いただきました。
フレームのサスペンションパーツやタイヤ、バーテープ、ワイヤー類など消耗品を交換して
ピカピカな1台に仕上がりました。
・・・オーナーさんが大事に乗られているので元々ピカピカでしたけど。愛ですね、愛。
今回お預かりしたAM-SPEED Sは “S”の名の通り、ステンレスフレーム。
現在もラインナップされているクロモリフレーム”AM-SPEED”の限定モデルとして過去に販売されたものです。
ロウ付け跡の美しいステンレスフレーム。
通常モデルはラバーコーンですが”SPEED S”はハイドロエラスティックになっています。
現在のラインナップと比べると”GT-MKⅢ”の非分割モデルといった趣きのフレームです。
消耗部品を入れ替える
フロントサスペンション周りはトップチューブ内部にあるスプリングまで含めて全て交換。
モールトンのサスペンションは可動部分がブッシュなので定期的な交換をおススメします。
前後フレームを繋ぐピボット軸も入れ替え可能。
長期間の使用でガタが出てフレームをゆがめてしまわないように、これも併せて交換です。
今回の車体はオーナーさんが大事に乗られている車体なのでコンポーネントはかなり状態良好。
懐かしのピカピカシルバーのDURA-ACE。
やっぱりカッコいいですね。
タイヤは最後の生産となったIRC製がご準備できました。
ワイヤー類はフリクションロスの少ない日泉ケーブル製。ステンレスフレームにも似合います。
TICKETのブログではあまり登場しない作業風景。
フレームのO.H.を終えて、ワイヤー類の処理をしている段階です。
長年の使用でくすんでしまったウィッシュボーンステムも磨き直してピカピカに復活。
フレームも同様にくすみのある部分はピカピカに戻してあげます。
最後にBROOKSのレザーテープを新調して、作業完了!
ALEX MOULTONのO.H.は随時承っています。
※BSモールトンについてはサスペンション関係のパーツ交換は承れません。
モデルやコンディションにより作業内容が大きく変わりますので
まずは店頭でご相談ください。
※BSモールトンについてはサスペンション関係のパーツ交換は承れません。