2020年から2021年は特にalexmoultonのオーバーホールのご依頼を沢山いただいています。
いつでも何かしら店頭で作業をしていたり、塗装屋さんへフレームを送ったり
今まで一番moultonを触っていると言ってもいいほど・・・
moultonは触っていても楽しいので自転車屋さん的にも嬉しいこと。
今回のオーバーホールは特にそんな気持ちになりました。
ご依頼いただいたapbは年式も古く、パーツや塗装の痛みもかなり激しい状態でしたが
オーナーさんはこれからも長く乗りたいとのご希望でした。
それもそのはず、この車体の前オーナーさんは現オーナーさんのお父さん。
お父さんから引き継いでmoultonを乗り続ける・・・
こんな素敵なことないですよね!
自然と作業にも力が入るとゆうものです。
各所の状態を確認しながらの分解作業でしたが、これからの長い時間を共に過ごすために
フレーム以外は全て交換することに。
フレームの補修や再塗装も施して、新車のような仕上がりに。
車やバイクと同じで自転車もオーナーチェンジは往々にしてあるものですが
家族で乗り継いでいくって自転車も幸せだろうな、と。
あーこうゆうのって凄くいいなーと作業する僕もあったかい気持ちになれたオーバーホールでした。
是非この自転車で近場、遠方問わず様々なところに遊びに行って沢山の思い出を作ってください!
元からの塗装を剥離し、錆の強い箇所は研磨を施した上で再塗装を行いました。
その他のパーツはshimano “105”を中心に全て交換。
フロントサスペンション及びリアラバーコーンのパーツも全て新品に交換。
オーバーホール総額:約40万円(税込)
- ヘッドバッジは当時のものを再利用
- このX字のフレームとチェーンステーのトラスは現行モデルのtsrには手の込んだ仕様でお城製のようなデザイン。ここはapbならでは。
- カラーは当時と同じカラーを再現してもらいました。
- 変わらないトラスフレームは時代を越えたデザインとしてこれからも長く愛されていくはず
- フロントサスペンションの補修パーツはapb用が国内で手に入ります
- ヘッドパーツには耐久性と性能、美観を求めてkingを
- ハブもkingを。ペダリングを止めてもスピードが伸びるほどの低抵抗、高回転を誇ります。
- ホイールはコンポーネントに合わせてシルバーで組み上げました。
- apbのVブレーキモデルなのでtrp製のショートブレーキを使用。
- 小径に最適な55Tアウターがラインナップされているdixna “la crank” shimanoクランクのごつめのデザインがイマイチな方には特におススメ。
- コンポーネントはshimano “105(r7000)”を使用
- リアディレイラーにブラックが入りますがタイヤやstiレバーのフードなどブラックになる部分は必ずあるのでミスマッチにはなりません。