MOULTON BICYCLEから久々の完全新作として登場する “NS SAFARI”
輸入代理店ダイナベクターさんから7/1までの期間限定でサンプル車をお借りすることができました。
気になるトピックは細かいところまで含めてたくさんあるのですが、一番はやはり「ディスクブレーキ」
リアブレーキのみディスクのXTBなどは今までもありましたが前後ディスクブレーキはMOULTONでも初(のはず)
従来型のフロントフォークではなく、フレクシター仕様のNEW SERIES だからできた仕様です。
一昨年に販売された “CENTURY”に似ているように見えますが、全くの別物の完全新作です。
リアエンドもスルーアクスルとなり、細身なトラス型のスペースフレームでもディスクブレーキのストッピングパワーに負けない造りに。
ステンレス製のリアエンド金具が造り込みがスゴいですね。
ディスク化の恩恵で太いタイヤが入るようになった・・・ではなく、太いタイヤを入れて未舗装路まで走れるMOULTONを作ろうとした結果のディスクブレーキだと解釈しています。
ジオメトリーもかなり手が入れられていて、特に目を引くのがBB。
通常チェーンステーパイプ部分にはいるX字の補強が別体なっていますが、これは恐らくディスクブレーキの制動力でフレームにかかるトーションを抑えるためだと想像できます。
横から見ると随分ヘッド角が寝ているように見えます。
これもディスクブレーキへの対応ですが、ヘッドチューブがオーバーサイズになっています。
昨今のグラベルムーブメントに遂にMOULTONも踏み込んできたかとゆうモデルですが、MOULTONのアイコンでもある「分割フレーム」は堅持。
未舗装路まで見据えても分割できるフレームを製造できるのはMOULTONの生産技術あってのことですね。
そんな期待の新モデル “NS SAFARI”は完成車での販売予定。(フレームセットについてはお問い合わせください)
CAMPAGNOLO のグラベルコンポーネント “EKAR”(エカル) 1×13速がフル装備となっています。
ブラッドフォード製(お城製)になりますので、納期は他モデルと変わらず、凡そ18~24か月。
価格は¥2,300,000ほどになる予定です。(入荷時の為替レートにより変動します)
店頭で実車が見れるのは7/1(月)までと数日間しかありませんが、MOULTONは実車を見て検討するが中々難しいメーカーさんなのでこの機会をお見逃しなく。