シンプルな丸パイプで形作られるクロモリフレームの良さは
「時代(トレンド)に左右されないカッコよさ」
もちろん業界のパーツ規格に合わせて多少なり変化はしていますけど
1秒でも1ワットでも削り落としていくレースバイクとは違って
基本的な造形はそのまま。
つまり「長く乗れる」
「ボクの自転車もう3年落ちなんだよね・・・今ってこうゆう形のフレームはトレンドじゃないし・・・」
どうしてもレース志向なフレームに乗ってると少なからずそんな気分になることもあるんですよね。
まぁどっちがいいとか優れているとゆう話じゃなくて、自分が自転車とどう付き合っていきたいかの話。
ボクたちは「生活を便利に楽しくしてくれる道具」として自転車を見ているので
やっぱりクロモリフレームに辿り着いちゃう。
E.B.SはTICKETと同い年なんで今年で創業から14年くらい。
数多くのフレームをご納車してきたけど
嬉しいことに未だに初期のモデルを大事に乗っていただいているオーナーさんも多数いらっしゃいます。
今回カスタムしたSTUFFもその1台。
自転車の楽しみ方に合わせて数多くのカスタムやメンテナンスを経て今の姿になっています。
ご納車した当初の写真を発掘してきたので
BEFORE AFTERを見比べてみてください。
2014年ご購入当初の姿
キャンディーカラーのVELOCITY・・・!懐かしい・・・!!
当時はSHIMANO SORA仕様のフラットバーだったんですよね。
その後、コンポをフロントシングルでSHIMANO SLXへの変更や
ホイールのアップグレード、ドロップハンドル化したのがそれから数年後。
そして昨年、痛んだ塗装をやり替えるタイミングでカーボンフォークを搭載。
そのタイミングで痛んでいたヘッドパーツも思い切ってKINGにしてもらったりして・・・
そして今回のカスタム!!
・・・ん?変わってない?
確かに目立ちにくい場所でウォーリー感あるかもしれない。
正解はここ↓
そう、ディスクブレーキをアップグレードしました。
発売以降、大人気のGROWTAC “EQUAL”
ワイヤー引きとは思えないタッチの良さと制動力で一気にワイヤー引きディスクの先頭に躍り出た
日本の中小企業の底力爆発の良アイテム。
当初はフラットマウントのみでしたが、今はポストマウントもラインナップに加わったので
つけれるフレームはグンっと増えました!
キャリパーのみならず、アウターも大阪のワイヤーメーカー “NISSEN”で
専用品を作るこだわりぶり。
このアウターが実はかなりいい仕事してて、キャリパーとアウターが揃うことで
本来のスペックが発揮されてます、ホントに。
今はオーナーさんはオンロードもオフロードも距離を走って楽しんでもらってます。
業界のトレンドには目もくれず、その時の自分のトレンド(好きとか用途)に合わせて
長く付き合っていける。
やっぱりこれってクロモリフレームならではの良さだよなーと
今日作業しながら感じたボクでした。
さらなるカスタムも現在仕込み中なのでそれもワクワクしながらパーツを待ってます。
そちらもまた出来上がったらご紹介します!