自転車にドップリ、頭の先まで使った人たちが
長い自転車人生で一度は乗りたいと思うのが「チタンフレーム」
でもみんな中々踏ん切りがつかないんです、実際。
何故か?
「高いから」
あ、一人だけ知ってます。初めて買うスポーツバイクでチタンフレーム買った人。
でもそうゆう人なんて日本に片手しかいません。(たぶん)
高いにも関わらず何がそこまで自転車好きを惹き付けるのか?
まず第一には見た目でしょう。
時計や食器などで見たことがある方も多いと思いますがチタンはメッキ加工をしなくても
少し鈍色がかったシルバーの美しい表情を持っています。
メッキとも違って、これがまた何ともカッコいいわけです。
そして、もうひとつが素材としての特性。
難しい説明は省きますが、以下の3点。
軽い!!(鉄の約60%の重量)
強い!!(アルミの3倍の強度)
錆びにくい!!(プラチナに次ぐ耐蝕性の高さ)
で、こんなチタンを自転車フレームに使うと何がいいのか?
チタンは「しなり〇」とゆうパッシブスキルの持ち主。
鉄より軽く、アルミより強い、しかもしなる。
自転車フレームに最適じゃないですか!高いけど!
わかりやすく言うと「クロモリフレームとアルミフレームの間くらい」の特徴だと思ってください。
その上、錆に強いので長寿命。
「チタンフレームは一生モノ」なんてワードを見かけるのもお値段だけじゃなくてチタンの特性からきてるんですね。
前置きが長くなりましたが、KHSさんから久々にチタンフレームが届きました。
カタログにはずっといたはずなんですけど、生産の都合なのかしばらく入荷がなかったのでホントに久々。
前回の生産分とジオメトリーは全く同じです。
変更点は
「Di2のエレクトリックワイヤーの内装化」
これは嬉しいポイントです。
フレームの金額が金額なので電動コンポを使うことがこれまでも多かったんですが
ワイヤーを内装できないのでシールでフレームに這わせてました。
そこがかなり見栄え的に気になってたので待望のアップデートです。
さらに前置きを挟んでしまいましたが、今回組み立てたp-20rtiがこちら!
https://www.khsjapan.com/products/p-20rti-ff/
price:¥308,000(with tax)
完成車参考価格:¥700,000ほど
フレームサイズ:Mサイズ(t-t530mm)
お店に並べて間もなく、ご縁があって完成車へと組み上げられたp-20rti。
よかったないい人が見つかって・・・と、おいおいもういなくなっちゃうのかよ・・・
とゆう感情が入り混じってましたが
完成した自転車に試乗してみたらそんな気持ちはSHOEI OTANIの打球並みのスピードでどこかへ飛んでいきました。
shimano “ultegra di2″にkitt designのカーボンホイール。
ハンドルとサドル周りはtniの軽量パーツ達。
これで走って気持ちよくないわけがない!
額面は大きいですが、「お値段以上」とはこの自転車のことです。
重量も7kg台前半。
更新したのも束の間、すぐに過去最軽量が更新されました・・・
shimano di2、sram e-tapなどの電動変速はどれも使用可能です。
フラットバー、ブルホーンバー、ドロップハンドル。それぞれに対応できるパーツラインナップがあります。
お好みに合わせて組み上げ可能です。
その昔…と言っても20年数年前はチタンはレーススペックのフレームでも当たり前に使われていた素材。
カーボンフレームが全盛を迎える少し前、アルミ・スカンジウム・チタンと様々な素材のフレームが出回っていました。
昨今の画一化された感のあるデザインとは違って、ブランドごとの固定がこれでもかと出ていたおもしろい時代でした。
その分、玉石混在。色々あった時代でもあります。
今でこそカーボンが主流となっている市場ですが、ハンドメイドフレームメーカーなどチタン専業のブランドが未だに人気があるのも
チタンが優れた素材である証拠ですよね。
ことミニベロで言うと実はチタンフレームはかなり珍しい部類。
alex moultonのピカピカフレームもチタンぽいですが、あれはステンレス製。さらにニッチです。
素材の特徴を考えても、khsのソフトテールフレームとの相性は抜群!
クロモリのようなしなやかさとアルミのような反応の良さは乗ると病みつきになります。
あーやっぱりチタンはいい素材だなーと思わせてくれる満足感の高いフレームです。
この1台で自転車を存分に楽しむんだ!とゆう気合の入ったオーダーお待ちしております。