オーナーさんがご購入後、少しずつパーツを変更して乗っていたF-20R。
軽量化を主眼にほぼほぼ全載せ替えくらいのカスタムを行いました。
出来上がった自転車を写真撮影がてら試乗してみると・・・
「おおお?何か違和感・・・?」
漕ぎ出した途端にペダリングをやめて止まるボク。
「んんん?特に異常はなさそう・・・」
もう一回漕ぎ出して気づいた。
「あ、これハブか!!」
違和感の犯人はこの人でした↓
DT SWISS “240” とゆうDT SWISSの軽量なハブ。このハブの仕組みに秘密が隠されてました。
リアハブの中身はこんな感じ↓
車やバイクのクラッチ構造のように面同士が噛み合うことで動力を伝導する仕組み “RATCHET EXP”
ペダルに足を置いて力を入れるところからスタートして
ペダル→クランク→チェーン→スプロケ→フリーボディと連動していくのですが、
このフリーボディの部分の伝達効率が格段にあがるわけです。
これが踏み出しからボクが感じた違和感。
「漕ぎ出しからの加速が良すぎる!」
違和感と書いたけど、実はいいことしかない「良い違和感」でした。
このハブにNEXTIEカーボンリムを合わせてるんだから、回転が悪いわけないですよね。
このクラッチ構造のハブに乗ったのは初めてではなかったのにペダリングで感じれるほど。スゴイぞDT SWISS。
軽量化と併せて、多大な性能向上を果たしているし、それを乗り手が実感できるカスタムです。
<BEFORE>
(メーカー完成車標準仕様)
<AFTER>
オーナーさんの用途としてスピード域は低めで、でもロングライドはしたい。
→ドロップハンドルへ変更(軽量化のため軽量なアルミステム/カーボンハンドルを採用)
ギアの煩雑な操作はなくしたいけど、ギア比は広くほしい
→フロントシングルかつワイドレシオで簡単操作と幅広いギア比を確保(SHIMANO ULTEGRA&GRX/SRAM RIVAL1 MIX)
各所、ご要望に合わせてパーツ仕様を検討の上でミドルグレード以上のパーツを採用したり、
KHS純正カーボンフォークへの交換、カーボンホイールへのアップグレードなど
全ての箇所が軽量化に貢献してくれているので
完成車重量:9.6㎏(ペダルなし)となっています。
メーカー完成車から1㎏ちょいのダイエット。
たかが1㎏、されど1㎏。
軽ければ何でもいいとゆうものでもありませんが、
パーツの整合性が取れていて性能が確保されていれば軽さは武器ですよね!
輪行も行うオーナーさんが多いKHSのFシリーズなので軽量化は大いに意義のあるカスタムです。
ご相談いつでもお待ちしています!!