朝起きて玉椿旅館のまわりを散歩して、Yちゃん家族にお別れを言い、さらに川棚饅頭もいただいて、駅に向かう。8時半くらいの山陰本線だったので、輪行袋に入れるための時間に余裕を持って30分前に出発。ホームに到着すると、なななななななんと2分後に電車が来る表示。時間を見間違えたか、ネットの時刻表が間違ってたか。もう必死だ。この電車を逃したら2時間以上ないのだ。ここは田舎だ。去年学習した。とりあえず車輪を外し、適当に輪行袋をかぶせ、大急ぎで工具やらパーツをかき集める。電車が到着しても、まだ立派にとっ散らかっている。あたふたしていると、降車した人々が次々と手伝ってくれるではないか。なんせ2両編成、運転手さんも待ってくれている。乗車してからきれいに詰めなおし、事なきを得る。山口県民の皆さん、ありがとう。
向かう先は角島に近い阿川駅。(特牛駅でもいいけどね。特別な牛と書いてコットイと読むんだぞ。すごいだろ、山口)距離にしたら6km弱。とにかく、晴れているうちにと最寄り駅まで電車で行ってしまった。角島大橋絶景ポイントから橋と島と日本海がみれればいいのだ。いつの日か、写真を見て卒倒しそうになった景色。それを今日眺めたい!去年走った道や見覚えのある養鶏所、ホテルの看板などが出現し、嵐の中、洪水のように道路に溢れ出す茶色い水に押し戻されながら上った坂など、記憶が蘇る。ゴールデンウィーク中だからか、交通量が増え、ポイントについた時には写真撮影会のようになっていて、自分も含めてだけど、ちょっと残念な感じ。まぁ、きれいはきれいだが、やはりここはお約束。期待値、高すぎました。もっともっともーっと深いコバルトブルーの空、もっともっともーっと透きとおるターコイズ色の日本海、独り占めできる環境。。。あ~嬉しいんだけど、そりゃ~嬉しいことに変わりはないんだけど、ぶっ飛べない自分がいる。でも、せっかく本州のはじっこまで来たんだ。堪能しようではないか。あくまでも、ここは聖地だ。がっかりさせられることはない。
みる限り、自転車で橋を渡っている人は誰一人いないけど、角島まで渡っちゃいましょ。
阿川駅前。紫色や藤色は好きでないけど、藤の花はいいね。愛でましょうよ。
ひじきを乾燥させてるおじさんがいたよ。
じゃ、じゃ、じゃん!ね、全然悪くはないんだけど、卒倒できなかったのよ。
むしろ、美しいの。でも、脳みそぶっ飛ぶまではいかず。。。
この表情。
『勘弁してよ〜。Please blow me away!』って感じで、違うレベルでぶっ飛びました。
本州の端っこ。東京からは遠いし、不便なアクセスだし、ぶっ飛ばなかったけど、行く価値は大アリよ〜。