キャンピングカーの旅の続き。最終日は、自転車で信玄の騎馬軍団軍事用道路30kmを走る。5年ぶり?のMTBで心弾んでいたが、走り始めて15分であまりの過酷ぶりに焦りしか感じなくなった。日本名水百選の”三分一湧水”出発したのは13時過ぎ。日が暮れるまでにキャンピングカーまで辿り着けない。流石のアスリート系Nちゃんも首を傾げ始めた。無灯火だが、最悪オンロードを走ればいい。
しかし、15分進むと道も開け紅葉も楽しめてきた。頭の中では3時間ではなく5時間かかる覚悟は既に出来ていた。
他の2人は、体力もあってスキルもある。自分は、ついて行くのに精一杯。でも、スリルとチャレンジしなきゃいけないことがある方が断然面白いし、ワクワクする。気軽に出来ちゃうアクティビティーもいいけど、ヘロヘロになるくらいじゃないと達成感も味わえないし、なんせキャンピングカーでは寝れない。狭い、寝返りを打つだけで揺れる、雨音がうるさい、マットがかたい、慣れない寝袋が窮屈、寒いなどなど、眠れない条件は山とあるのだ。こんな時は激疲れるに限る。テント泊も同様、そんなもんだ。家の布団が一番快適なんだからさ。
そんな感じで、ダウンヒルを血相変えながら、固まりながら、でも大興奮しながら下りたら寒くなった。棒道から逸れたのか、近道したのか、G君の適切な判断だったか、何かの理由でオン・ロードに出てからは一生懸命こいで遅れを挽回し、4時間で無事帰宅。
もう、臀部の奥と太ももがパンパンで、足が爆発するかと思いましたよ。
でも、信玄の棒道、富士見町の景色、湖と紅葉、蕎麦とわき水は最高だったなぁ。今度はテント乗っけて自転車旅したいけど、アップダウン大っ嫌いだからどうしようかな。
当店で扱っているオフ・ロードで楽しめる自転車だったらこんなのがオススメ。
SurlyのKarate MonkeyやOgre
E.B.SのVokka
SalsaのBeargrease
Crazy SheepのBig Hornとかかな。絶対楽しい。
富士見町で一息。
山脈と田んぼを左手に走る。
途中で寄った千畳敷カールでは、ゴーゴーという音とともに落石があり、その場にいた5人が凍りついた。雪山経験豊富なNちゃんが『岩の後ろに隠れてぇ~〜〜〜~!!!』と(英語で)叫んだが、もう視線を転がり下りてくる石(始めは岩が崩れそれが砕けて石になった)から離すことが出来ず固まっただけだった。登山歴が長そうなおじさんが『これ以上登らない方がいい。下りましょう。』というので遊歩道をのんびり散策しただけで終わった。
軽トラキャンピングカーの旅もおしまい。
次回はもうちょっと大きめのを借りて、自転車積んで出かけたいな。