自転車を組み立てる上で、何10行程とあるけれど、その上で好きな作業と得意でない作業がある。
まずは、まだ得意とは言えないけれど好きな作業
1)ウィールの振れ取り・・・一度グニャグニャになってしまうと手のつけようがなくなるが、美しくきまると気持ちがいい。結果が一目瞭然なのがいい。立ち仕事が多い中でちょっとの間座れる。
2)チェーン交換・・・チェーンカッターでチェーンをパチンと切るのが気持ちいい。チェーンピンをねじ込み、反対側に出たピンを折るのが気持ちいい。ドロドロのチェーンが新品に変わって気持ちいいと気持ちいいづくめ。
3)ブレーキとシフトアウターの交換・・・交換そのものより、アウターを切った切り口の処理が気持ちいい。グラインダーでやする時に線香花火のような火花が飛ぶのがいい。それを見るのが好き。
不得意な作業
1)ブレーキパッド(英国でシューでなくてパッドという方が一般的か?)の取り付け・・・なかなかピッタリきまらない。決まっても、六画レンチで絞めている間に動いてしまう。高価な自転車ほど簡単に取り付けられるが、冬場でもこの作業で汗だくになってしまう。カリスマ店長から一発でOKが出ることは決してない。
2)ハンドルの取り付け・・・フレームに対して寸分のズレもなく垂直に取り付けないといけないが、正しい位置を出せない。長いこと眺めていると気持ち悪くなってきて、もう87°なんだか90°なんだかわからなくなってくる。結局試乗しにいった時に違和感を感じて調整可能となる。
3)カゴや泥よけの取り付け・・・簡単そうで全くそうでなく、結構時間がかかる作業。
4)好きな作業だが痛みを伴うタイヤ交換・・・特に新品のタイヤをリムにはめ込む時に、タイヤが硬くて親指の腹の部分が火傷した感じになる。そしてぶっ続けで10人指圧をしたような親指の疲れ。これも短時間で汗だくになる作業。なので、いつも着替えを持ってきています!
この好き嫌いは自分の上達度によって簡単に変動することもわかっている。
他のスタッフ3人の手はいつもきれいなのに、私の手だけはいつも油まみれ。コツがつかめていないので無駄に汚す。チェーン交換など細かい作業を軍手をして出来る器用さがないので、全て素手で行い、結局真っ黒になるなど。うまくなると、そうそう手を汚さずに作業できるんですね〜。
輪行時やパンク修理の時に手が汚れても、TIP TOPのクリーンナップがあれば水なしできれいになる。水なしですよ!便利ですよ!