前回の入荷はいつだったかな~と記憶の奥底を探ってみても
「かなり前だった!」くらいにしか思い出せない・・・
それくらい久しぶりの入荷です。
知名度はあるけど、モノを見る機会は物凄く少ないpashley。
今も変わらずイギリスの自社工場で手間暇かけて作られているので
そもそも世に出回る数が圧倒的に少ない。
加えてトレンドの対極にいるかのような昔ながらのスタイルの自転車ばかりなので
大量生産されることもない(できない)
現代の流通パーツに合わせてアップデートは入っていますが、100年以上の歴史を持つメーカーが作る自転車は
一目でそれとわかる魅力に溢れています。
今回は定番のroadster sovereign 5speedの26インチモデルと28インチモデルがそれぞれ入荷しました。
店頭にて即納可能となっています。
次回の入荷は少なくとも1年以上先(多分それ以上かかる)ですのでこの機会をお見逃しなく!
<<roadster sovereign 26inch 5speed>>
size:20.5inch
ホイール:26インチ(650A)/ETRTO590
price:¥168,000 in tax
- タイヤ径も大きすぎないので一本足でも十分自立します。
<<roadster sovereign 5speed>>
size:20.5inch
ホイール:28インチ(700B)/ETRTO635
price:¥168,000 in tax
モデルの特徴
ホイール径は違っても金額は同じですので仕様のお好みで選んでもらっていいと思います。
ホイール径の都合上、足つきがいいのは26インチ。
外径ホイールで存在感抜群、乗ってる自分がカッコよく見えるのは28インチ。(ボクの個人的見解)
2モデルには共通パーツ部分とそうでない部分があります。
- sturmey製ハブダイナモ+ドラムブレーキ
- sturmey製内装5段変速+ドラムブレーキ
- lumotec ダイナモライト(onoff切り替え可能)
- 純正フェンダーは汎用品ではない専用設計。細かい造作が自転車の雰囲気をグッと良くしてくれてます。
- sturmey製サムシフター
- 通称ディンドンベル。このサイズはありそうでないので壊さずに使いたいです。ディンドーーン♪
- pashley製チェーンケース。こちらはプラスチック製。金属よりも柔軟性があるので多少の圧力でも歪んだりしにくい構造。
- axa製リング錠。別売のaxa製のチェーンロックは取り付けできないモデルです。
以上が2モデルの共通パーツ。
次はそれぞれ専用になっている装備。
- 26インチは汎用品のリアキャリア+一本足キックスタンド
- 28インチのリアキャリアは専用設計。
- タイヤ径も大きすぎないので一本足でも十分自立します。
- キャリアと一体型の専用両立スタンドになっています。
- こちらは28インチにのみ装備されているホイールガード。金属製フレームに塩ビが貼られています。
- どちらのモデルもbrooks製革サドルです。写真は26インチに付属する”b66″。28インチモデルにはさらにサドル前方にもバネが入った”b33″が付属しています。
テーマは「無駄を楽しむ」
roadsterは万人受けする自転車ではありません。
正直、別に軽くもない(ちょい重たい)
特別速くもない
決して安くもない。
同じ金額を出せばもっと軽くて速く走れる自転車はいくらでもあります。
じゃあpashleyの何がいいのか。
「老舗メーカーが昔ながらの設備と技術で当時のままの自転車を作り続けている」
これに共感できる方におススメしたい自転車です。
「あぁーファッションね」と言われそうですが、違います。
「スタイル」です。
カーボンフレームのロードバイクが最新のランニングシューズだとしたら
pashelyはレザーシューズ。
修理しながら長年愛用していく中で生まれる「味わい」を楽しんでほしい1台。
自転車とゆう乗り物が一般化した時代から変わらない普遍性は
現在進行形で進化していく自転車とはまた違った魅力に溢れています。
- 今では目にする機会も減ったシートクランプ一体型のシートステー。
- ロードバイクに使われる可憐で繊細な造形のラグとは違い、見た目にタフさが伝わってくる無骨なラグ。
- ハブダイナモが標準装備なので配線の中通しなどの加工はしっかりと行われています。
- ロゴが少ない自転車が好まれる傾向にある実用車だけどpashleyのロゴは書体、配置、サイズとも完璧なので絶対必要なポイントです。