ALEX MOULTON “SST”はベーシックモデル “TSR”を
ブラッシュアップして性能アップを図ったモデル。
フレームセットでの販売なのでお好みの仕様で組み上げが可能です。
SSTはステンレス製の前後フォークエンド、細身になったチェーンステイ
フロントサスペンションの軽量化など
様々なアップデートを施してTSR-SPと比べてフレームセットで250g軽量に仕上がっています。
その他、ヘッドバッジがリベット止めになっていたり
実は塗装がお城製だったりと高級感溢れるフレームです。
今回はMOULTONにこそおススメしたいSRAM AXS(無線電動変速)で組み上げた完成車を
店頭販売用としてご準備しました。
https://www.dynavector.co.jp/am/model/sst.php
ALEX MOULTON / SST-SP
PRICE:¥825,000 IN TAX (ペダルなし)
SRAM AXSはMOULTONに持ってこい
何故なのか?
それはこれ。
ここはステムの下辺りなのですが、SRAM AXSは無線の電動変速なので
変速ワイヤーにあたる配線がいません。
MOULTONの分割フレームの場合、分割の際にワイヤーもコネクターで分割する必要がありますが
それが不要になります。
小さいように見えて分割を頻繁にする方には大きなポイント。
それだけ作業が減りますからね、ありがたいですね。
ワイヤーが減るので美観もスッキリします。
これがSHIMANOやCAMPAGNOLOの場合だと有線接続になるため取り付け自体は可能ですが
分割が難しくなります。
もちろん見た目もマイナスポイントですね・・・
ギアの構成は1×12速
SRAM AXSのスプロケットは10Tスタート(他社は11Tが基本)
フロントチェーンリングは50Tを使っているのでギア比は最大5.0。
フロント55T x リア11Tと同じギア比を実現しているので十分なスピード巡行が可能です。
SRAM AXSの良さはブラケットにも出ています。
電動変速の場合、ワイヤーの巻き上げ機構が不要なのでブラケットサイズが小さいとゆうのも美点。
握り込みやすく、変速がスイッチを浅く押し込む操作なので
手の小さい方や女性の方でも操作しやすい造りなのは嬉しいですね。
特に長時間のライドでは如実に効果が実感できるはずです。
AXSは充電も簡単。
上の写真、ディレイラーの後部についている黒い箱型がバッテリー。
これは工具なしで着脱ができ、専用の充電器を使ってコンセントから充電可能です。
フレームに充電ポートが組み込まれている他社に比べて自転車を電源の近くまで連れていく必要がないので
室内に自転車が保管できないや充電の際に自転車を動かなくていいのはかなり便利です。
リムはアメリカ製のVELOCITY “A23” にハブは TNI “エヴォリューションライト”とどちらも高性能なパーツを使い
コンポに負けない軽量かつ高回転なホイールになっています。
各所妥協なくパーツをアッセンブルしましたので相応の価格となっていますが
これ以上どこかカスタムする必要もないスペックに仕上がっています。
時代の変化に囚われないMOULTONのフレームと時代の先端を往くSRAM AXS。
新旧の出会いがMOULTONの新しい1面を見せてくれています。