この時代にリムブレーキをリリースする理由。
世は大ディスクブレーキ時代。
MTBはもちろんだとして、ロードバイクやグラベルバイク、デイリーユースのクロスバイクまでディスクブレーキが当たり前。
なくなってはいないものの、コンポーネントもリムブレーキはドンドン減っていて
その内、「リムブレーキすか?乗った事ないんすよね~」なんてやり取りも起きそう。
そんな2025年にあって、ONEbyESUがリリースした新型フレームは
「リムブレーキ」

ONEbyESUのリムブレーキフレームと言えば、JFF #501。
これもこれでクロモリの特性を感じられるいいフレームでした。
今回の#503は溢れるディスクブレーキへのアンチテーゼや懐古主義に囚われているわけではなく
ここにはしっかりとしたONEbyESUなりの考えがあります。(たぶん
その考察は後半に取っておいて、出来上がった自転車は非常にカッコいいので
まずはお写真をどうぞ。

ONEbyESU / JFF503
PRICE:¥154,000 IN TAX (フレームのみ/単色塗装込み)
※オプションにてスチールフォーク/カーボンフォーク(2種)を追加可能。
※フォークの同色ペイントは¥12,100 IN TAX(スチールフォーク) / ¥15,400 IN TAX(カーボンフォーク)
※カラーは既存チャートからの選択 / PANTONEカラーも可能(要アップチャージ)
今回のフレーム仕様の場合は
フレーム&フォーク:¥187,000 IN TAX(ONEbyESU “OBS-R21” カーボンフォーク)
フォーク同色塗装:¥15,400 IN TAX
機械式/電動式、両方のコンポーネントに対応
最大タイヤサイズ:700x30C(リムやタイヤ、FD台座の形状などにより装着できない場合もあります)

今回のバイクはASTRALのリムにAGILEST TLR(30C)をチューブレス仕様で組み込んだらアウトでした。設計上のギリギリを攻めてるとのことらしく、リムとタイヤの相性でかなり変わってきそうです。

手に入れたもの、失ったもの。
まず。
大前提として、ボクはディスクブレーキダイスキーです。
「やっぱディスクっしょ!リムとかいらんて!」とは思ってないし、何ならどっちも好きです。
キノコもタケノコもそれぞれに良さがあるからどっちも愛してる派閥です。

PEACE✌!!
さて、そもそもリムブレーキとディスクブレーキとではフレームが全く違います。
取り付けできるできないの違いもそうだけど、ブレーキング時にフレームにかかる力の違うので
パッ見では同じように見えてもディスクブレーキフレームの方が重量が少し嵩みます。
ブレーキパワーに対応するためにスルーアクスルが一般化したことも加わて
昨今ではクロモリフレームでも大口径のヘッドチューブを採用することが増えてきました。

クロモリフレームはディスクブレーキ化することによって、タイヤ幅の選択肢拡大やブレーキの制動力や走行性の向上など自転車は多くのものを手にしました。
と、同時に望んでなかったものも手にしちゃいました。
それが「過剛性」。
ディスクブレーキにスルーアクスル、大径パイプを得たクロモリフレームはドンドンマッチョメンになっていき
クロモリ特有の「しなり」や「粘り」といったものが薄くなっています。

特にグラベルバイクの登場以降、レースだけじゃなくサイクリングシーンも大きく変わってきて
はオンロードだけじゃなく、オフロードを走るのがスタンダードとなりつつあるので、そうゆうバイクが必要な人はいるし、シーンもある。
一方で必要としていない人もいる。ボクみたいな。
そんな人に向けてONEbyESUが今一度リムブレーキフレームの良さを提案したいのがJFF#503だと思います。

ベントしたシートステーのお陰かグッと踏み込んだ後からくるクロモリ特有のバネのような加速力がかなり気に入りました。それでいて#503は「無理すんな、一緒にがんばろうぜ」って背中に手を添えてくれる感じの優しさも◎。(ボクの主観

最後にもうひとつ、おススメしたいJFF#503の活用法が
「フレームの載せ替え」
今回の車体のオーナーさんもそうだったんだけど、今乗っているリムブレーキのバイクから
移植できるところを移植してコンポーネント類をそのまま使用したいとゆう場合には#503は非常にイイ選択肢だと思います。
特殊なフレーム規格もなく、機械式/電動どちらのコンポもOK 。しかもカラーオーダーもできる。
長く付き合ってきたパーツたちとこれからもサイクリングに行きたいな~とゆうアナタへおススメしたいフレームです。
載せ替えでのオーダーも承ってますのでお気軽にご相談ください!
<お問い合わせ>













