TICKETだけじゃなく圧倒的支持率で
スチールバイク界隈をけん引するSURLY
その中でも日本では比較的珍しい部類に入るんじゃなかろうかと思うモデルが
“OGRE” (オーガ)
TICKETでも紹介する機会が多くないので
ここでもう一度おさらいしときましょう。
今回のOGREは2023年モデルのメーカー完成車。
最近何かと話題に上るMICROSHIFTのコンポーネント “AVENT X “を採用した1台。
https://surlybikes.com/bikes/ogre
SURLY / OGRE
PRICE:¥283,800 IN TAX
SIZE:L
BRIDGECLUBと似てない?
似てる、確かに似てるし、お店でもよく聞かれます。
でも細かく見ていくと結構違うんです。
せっかくOGREが久々に届いたし、ここはひとつ比較してみましょうか。
まずはエンド形状。
フロント/ 9x100mmは共通。
でもOGREはリアが”Gnot-BOOST”
SURLYオリジナルのエンドで135mm/142mm/148mmの3種類のハブを
取り付けることができるとゆうスグレモノ。
これはKARATEMONKEYやKRAMPUSと同じ形状。
そう・・・シングルスピードができる・・・!!
さらにROHLOFFやALFINEも付けられる(つけるかどうかはさておき)
BRIDGECLUBはリアも9x135mmのクイックなのでこういったことはできません。
で、お次はクランク周り。
チェーンステーが分厚いプレートになってるのがわかりますかね?
OGREとBRIDGECLUBではフロントチェーンリングの許容範囲も大きく違うんです。
<1xの場合>
OGRE(最大42T)
BRIDGECLUB(最大34T)
ダブルやトリプルは使うこともなくなったので割愛しますが、
もちろんOGREの方が大きい歯数が取り付け可能です。
最後にホイール&タイヤ↓
メーカー完成車は29×2.5のSURLY “EXTRATEREESTRAIL”が装着されてます。
カッコいいですよね、グレーサイド!!
この対応するホイール径とタイヤ径が2モデルの一番大きな違い。
<OGRE>
29インチ~2.6まで
27.5インチ~3.0まで
<BRIDGECLUB>
700C~47Cまで
27.5インチ~2.8まで
26インチ~3.0まで
そう、2モデルはターゲットにしているホイール径とタイヤ幅が違うんですね。
OGREは29ERでもかなり太いタイヤまでいける。
BRIDGECLUBは26インチのセミファットまで視野に入れている。
29×2.6のクリアランスでも満足できない人はKRAMPUSをどうぞ。
・・・ん?待ってほしい。
大きいチェーンリングが入るのに、タイヤは太いのが入るの?
その疑問はごもっとも。
でも深く考えてはいけない。
だってSURLYだから。
ボクたちの感覚で測ってはダメなんだ。
だってSURLYだから。
OGREとBRIDGECLUBどっちにしようか迷ったら
見比べてみて「あ、こっちが好き!」でいいです。
暴論とも言われかねないけど
フレームやフォークのダボはどちらも豊富にあるし
キャリアやフェンダー類はどっちもつけられる。
それにSURLYを選ぶってことは競技とは別のベクトルでスポーツバイクを楽しみたい人のはず。
難しく考えすぎないのが吉。
フレームから組み上げる、もしくは完成車をカスタムする場に
シングルスピードで乗りたいんや!
ROHLOFFかALFINEつけたいんや!
出来る限りギア比は大きく確保しときたいんや!
などなど尖った目的がある方は是非OGREで!