dura ace Di2を組み込んだハイスペックミニベロ
先日のsram “red”仕様に続き、今度はdura ace Di2で組み上げたcsiが完成しました。
tyrellの中でもっとも軽いフレームcsi、そのcsiにshimanoの最上級グレードdura aceの電動コンポDi2を組み込んだレースバイクと見紛うようなミニベロに仕上がっています。
電動コンポは各社販売されていますがshimanoは発売からこっちずっと有線式。
有線式のメリットは信頼性。フレームに合わせて長短のワイヤーを組み合わせて接続していくのでもしどこかで断線しても修理が容易な点はお店にもユーザーさんにもメリットが大きいです。
ワイヤーで動かすのではなくモーターで変速するため一度設定しまえば変速精度に変わりがないとゆうのも大きなポイントでしょう。
細かい仕様などは書き出せばキリがないですし、Di2の誕生から10年が経ち情報はwebのそこかしこに転がっているのでそちらに譲りますが
Di2をおススメする理由は「手が疲れない」。ボクはこれにつきます。
短いライドでは感じづらいですが、ロングライドとなるとワイヤー変速の場合は変速を繰り返す中で指先での変速レバーの押し引きで結構手が疲れてくるんです。
その点Di2はストロークの浅いスイッチでの変速なので手の疲れは皆無。
長時間のライドでのストレス軽減になってくれますし、ワイヤー変速のレバーを押し込むのが辛くなりがちな手の小さい方や女性の方、諸般の理由で握力が弱い方などには特に恩恵があります。
確かに高価なコンポですがそれに見合う性能は十二分に有しています。
ひとつ気を付けてもらいたいとすればいつでもTicketに持ち込んでもらえる距離の方ならいいですけど
遠方の方の場合は近くにDi2を触れるお店があるかどうかはチェックしておいてください。
専用のアプリケーションでの調整やアップデート、専用機器での故障診断などは触ったことのあるお店さんでないと難しいと思われます。
http://www.tyrellbike.com/products/#csi
tyrell / csi
price:¥295,000+tax(shimano 105 ドロップハンドル完成車)
今回の仕様で凡そ¥800,000-
ホイールサイズ:20インチ(ETRTO451)
拡張性の高さも魅力
Di2を組み込む場合はフレームがワイヤー内装式であることが「ほぼマスト」
外装でも組もうと思えば組めるのですが、配線が全て外に露出してしまうので故障のリスクが少し増します。
配線を隠すためのシールがshimanoから発売されてはいますが、まぁどうしてもカッコいいことにはなりません。
今は選択肢も増えたので外装式フレームで電動コンポを使いたい方はticketでも取り扱いをしているsramを是非ご検討ください。
さて、拡張性が高いと書きましたが今回もお客様の使い方に合わせて色々と機能を追加しています。
まずは”バーエンドジャンクション”
内装バッテリーを使用するDi2はPCやAC電源から充電するのですが、その充電ポートがここ。
自転車屋がジャンクションAと呼ぶパーツです。当初はステムの下に取り付けていたのですが、フレームデザインの変遷も早い自転車において色々な仕様に対応できるようにと登場したのが、ハンドルバーのエンド部分に埋め込むこちらのタイプ。
レース系のバイクに多いダウンチューブへの内装もこれを使います。某社の新型ではシートポストに内装するらしいですよ。レースバイクの進化はホントに凄いもんですね。
上部にスイッチが見えますがここはディレイラーの調整に使うスイッチ。
ユーザーさんが使うことは少ないかもしれないスイッチですが変速の動きを「マニュアル」「セミシンクロ」「シンクロ」への切り替えることも可能です。
通常は充電が主な部分ですが、今回導入した理由。ずばり「見た目」。
ステムの下にジャンクションを置くと配線が集中して少しごちゃっとするし、ステムに何かをマウントしようとするとジャンクションが邪魔したりもするのでバーエンドをおススメして組み込んでいます。
フラットを握っても変速したい!
とゆうご要望にもお応えできるのがDi2。STIレバーから分岐させてフラット部分を握ってゆったり走っている時にも変速できるスイッチを組み込むことができます。
通称”スプリンタースイッチ”
ロードレースでは一発の加速に優れる瞬発力のある選手をスプリンターと呼ぶのですがそうゆう人向けのスイッチ。本来は。
それをフラット部分にマウントしてあげることでブラケットを握っていなくても変速ができるようになります。
色々機能を盛り込むとパーツ点数が増える分、価格もあがりますが美観だけではなく便利に使えるようにもなります。
一口にDi2と言っても組み込み方は色々。もちろんフラットバーで組むこともできますし、使う方の用途に応じて多種多様にご提案できます。
魅惑の電動コンポ。
是非ご検討下さい。