粉体塗装(パウダーコーティング)
ミニベロを中心としたラインナップで国内外問わず人気のあるtyrell(タイレル)
tyrellと言えば、「軽さ」と「塗装」
今回は「塗装」についてご紹介します。
塗装と一口に言っても塗料や方式は様々ありますが、tyrellが採用しているのは自転車業界では珍しい「粉体塗装(パウダーコーティング)」
粉を吹き付けて塗装できるのか?
できるんです。静電気の力で。
塗装したい自転車が”+”の電化、吹き付ける塗料が”-“の電化を持つことで、極微細に加工された粉状の塗料がピタピタとくっついていきます。
よくあるウレタン塗装などであれば、これを乾燥させて終わりですが粉体塗装はここからさらに「焼き付け」を行ってさらに塗装を硬化させます。
簡単に言うと「レンジでチン」です。
手間のかかる工程を経ている分のメリットは非常に大きく、まず塗装面に透き通るような美しさは粉体ならでは。
焼き付けを行うので塗料の乗りが良く、紫外線にも強く、外的な傷にも強い。
塗装面を長い間、塗装時と同じ状態で保つことができます。
塗料についても粉を吹きつけるため、塗装の際に有機溶剤を一切使わず環境にも優しく、シックハウスを起こすこともない。
人にも環境にも優しい粉体塗装が自転車や車、バイクだけでなく、街中の信号機やビルの外壁など様々な分野で使われているのも納得です。
tyrellのフレームは一部を除き、粉体塗装で有名なカドワキコーティングさんで一本一本手作業で塗装が施されています。
好きなカラーに塗っちゃいましょう!
さて、本題の「無料でペイントできますよ」の件。
tyrellではモデルによってはカスタムペイントをオーダーできます。
以前まではカスタムペイントは追加で料金がかかっていましたが、今は新車購入時に限り無料!
自分だけのカラーのtyrellを塗装代無料で作れるなんて、これは見逃せないですよね。
<カスタムペイント>
オーダー可能モデル:FX/FSX/CXS
ペイントクラス:クラス1(ソリッドカラー)/クラス2(パール・メタリックなど)
クラス3での塗装、2色での塗り分けなどは別途料金が発生します。
納期:6~8週ほど(メーカーにフレーム在庫がない場合は時間を要します)
今回のカスタムペイントは”ブラックパープル”
一見するとブラックのようで屋外で光が当たるとメタリック感のあるパープルになる絶妙なカラー。
このカラーも無料でオーダー可能なもののひとつ。
完成車販売のあるメーカーで無料でカスタムペイントが可能とゆうだけでも珍しいのに、それが高品質な粉体塗装なら尚更オーダーしない手はないです。
店頭にはカラーサンプルも準備していますのであれやこれやと悩んでいただけます。
またtyrellに限らずお手持ちのフレームをkadowakicoatingさんにて塗装してもらうことも可能です。
こちらも店頭にてご相談ください。