スポークってわかります?車輪の細い棒。太さを選んで、ハブの色々な部分とウィールの内輪の直径を計り、後輪だったらハブの右側と左側のこれまた色々な部分をミリ単位で計り、スポークの長さを割り出していく。これをきっちりやっておかないと、いざ苦労してウィールを組んでみたら短すぎたとか、長過ぎたとかでやり直しってこともあるから正確に数字を出さねばなのです。
数字が出たら、前輪用、後輪の左右用の長さに切り、ねじ切りします。この作業はけっこう好き。
ウィールの組み方もラジアル組み、JIS組み、イタリア組み、逆イタリア組みなどなどがあってですね。スポークをまずハブの適正な穴に間違えなく通し、このぶらんぶらんした無数にみえるスポークを組み方間違えないようにリムのニップル穴に交差させつつ通していくんだけど、まぁこれが複雑なこと複雑なこと。もうね、集中してやらないと大変なことになります。このウィール組みが好きだというカリスマ店長、どうにかしてますよ。頭もスポークもこんがらがりますって。
正確に全て通したら、リムが歪んでいるので振れとりをします。ハブがリムのドドド真ん中に来るように、そして縦と横方向に歪んでいるから、ニップルを絞めつつ振れを取り除いていく。
これが一連の作業ですよ。結構時間かかるんですって。
一からウィールを組まなくても、完成車でも、長年乗っている間に、または衝撃を受けて歪んでしまったウィールでも振れとりします。
これにリムテープ着けてタイヤとインナーチューブ入れれば車輪の出来上がり。
座ってする作業なのに、いちいち汗だくになってます。
このハブにスポーク通していく。後ろはスポークカッター。
こんなのを計算するのね。