自転車に限らず、乗り物と括られるものはすべからく、「摩擦」と「振動」との闘い。
乗り物をスムーズに走らせるためにはこれらを如何に少なくしていくかが大事。
今回ご紹介するステムはその「振動」部分に効果を発揮するパーツ。
GRUNGE “RANGER AS STEM”
PRICE : \10,780 IN TAX
SIZE :70 / 80 / 90mm (店頭には70mm / 80mmを在庫しています)
ハンドルクランプ : 31.8mm
適応体重:120kgまで
↑写真の赤い丸の箇所に秘密があって、これは角度調整機構などではなく、この部分でステムが前後にばらせる仕組みなっています。
ステムボディの内部にはエラストマー(硬いゴム)が仕込まれており、タイヤ→フォーク→ステム→ハンドル→ライダーの手と伝わってくる地面の振動を減衰する効果があります。
サスペンションと言うほどのストローク量はないので、ハンドルを振った際のネガティブな沈み込みもなし。
ライダーの体重に合わせて、硬さ違いで3種類のエラストマーが付属してきます。
エラストマーを変えたら、ハンドルクランプ付近にあるプリロード調整機能で動きを最適化します。(↑写真)
仰々しさもなく、普通のステムとほぼ変わらないスタイルのまま、快適性をグッと上げれるこのステム。
機構が組み込まれているので確かに重量は増しますが、それ以上の効果が期待できるアイテム。
オフロードはもちろん、オンロードでも、体の疲労を少しでも軽減して距離を伸ばしたいロングライド派な方や普段の生活圏で走る道が荒れがちな人にもおススメです。