これ。
これがSALSA “CLASS 5 VRS”
えっ?どれ?
いやだから、これ!!
いやどれだよっ!!
・・・ってやり取りが目に浮かぶ “CLASS 5 VRS”
パーツではなくて、SALSA独自の「フレーム形状」が “CLASS 5 VRS”
薄ーーーく整形されたシートステーは横幅を広く取り・・・
リアエンドに向けて横に広くなっていくチェーンステー・・・
このふたつが合わさるとどんな化学反応が起きるのか・・・
まずはペダリングパワーがかかった時↓
ライダーのペダリングパワーが上から加わるとVRSは横に広がろうとします(黄色い線)
かかったパワーから解放されたシートステーには元に戻ろうとする力が働く(黄色い線が逆向きに)
すると、その復元力はどこにかかるのかとゆうと接地しているホイール側ではなく上向きにかかります(赤い線)
ペダリングを繰り返すとVRSも同調して板バネのような動きを繰り返します。
これで何が得られるのか?
凡そ1時の位置からペダルに力が加わり、7時の位置くらいで力が抜けて、12時の位置まで力が入らないタイミングがあります。
そのタイミングで元に戻ろうとする力が働くので
ペダリングパワーがかかっていない時でも推進力をロスしないんです!
次は下からの衝撃がかかった時↓
荒れたアスファルトや未舗装路、いわゆるガタガタ道を走っていると後輪が跳ねてしまい
せっかくペダルに加えた力が逃げてしまいます。
VRSにはそのロスをなくす目的もあります。
リアホイールに振動が加わると縦に潰れたチェーンステーが上向きに動き(上向きの黄色い線)・・・
その動きに押される形でシートステーがまたもや横に広がる(横向きの黄色い線)・・・
そう、マイクロなサスペンションとして働くんです!
快適性ががっつーーーんと上がるわけです!
このふたつの機能が備わった “CLASS 5 VRS”
あれ?
でも?
快適性が良くて、バネ感のある走りってどこかで聞いたことない?
・・・あ、クロモリフレームの特徴を説明する時によく言われてるやつだ!
そう、CLASS 5 VRSはパイプ形状に自由が効くアルミorカーボン素材の強みはそのままに
クロモリフレームに近い性質を持たせている機能と言えるんですね。
軽量かつ剛性の高いフレームはどうしても快適性と等価交換していたものですが、
現代ではここまでよくなったのか!とビックリするくらい快適です。
重量は軽いし、踏めば進むし、快適だし。
もちろんレースに使用されるようなロードフレームではどのメーカーも取り組んでいることなんだけど
至ってパンピーなボクらが如何に楽しく乗るかに頭を捻る自転車でもその恩恵は十二分に受けれます。
SALSAはMTBに強いメーカーだけあって、グラベルバイクもシーンに合わせて多数ラインナップされていますが
太いタイヤを入れて、荒れた路面を走るであろうグラベルバイクでも効果抜群。
「オレはもっと走れる・・・!」と思わせてくれます、ホントに。
え?
今日は珍しく機能性について長々書いてるって?
そうだね・・・
それだけいいんだよ、VRSは!!!
しかもVRS採用のSALSAのフレームはどれもカッコいいからね!!
近々SALSAのVRS搭載フレーム入荷しますんでまたご紹介します。