このSTUFFを一見すると、多くの人が「おっ、クラシカルな1台!」と感じるはず。
それはきっと
深みのあるグリーンカラーにホリゾンタル形状のクロモリフレーム
シルバーのパーツたち、本所のフェンダー、BROOKSのレザーアイテムがそう感じさせてるのだと思います。
でもこのSTUFFは見た目ではわからない秘密がたくさん隠されてます。
よく「羊の皮を被ったなんとか」って例えられますが
コイツは「ジェントルな装いと雰囲気を醸し出す紳士(でも頭の中はストリートキッズ)」な自転車
オーナーさんのコダワリをボクたちで形にしたフレーム組みだからできるお楽しみ満載の1台に仕上がりました。
E.B.S / STUFF
PRICE:¥132,000 IN TAX (フレーム&フォーク) ※塗装費用別途(¥17,600 IN TAX)
駆動部部品に潜む謎
STUFFは多段変速用フレーム。
なのに今回のSTUFFはシングルスピード、見た目は。
実はこれ、SHIMANOの内装変速 “ALFINE”を使っているから。
ハブ単品で見ると「どどーん」とスゴイ存在感なんだけど、ホイールにしてフレームに組み付けると
そこまでの巨大さは感じないんですよね。
はい、謎解き終わり!!
・・・ではない。
STUFFのフレームエンドは一般的なドロップエンドなので、シングルスピードにしようにもチェーンテンションが張れないんです。
そう、これが駆動部分に潜む謎の正体。
答えはリアエンドではなく、クランクに隠されていました・・・!
何だかえらくカップの大きいBBがついてますね・・・
そう、これは少し前にブログで紹介したアイツです→ここに秘密の正体が隠れている
シングルスピードに対応できないフレームをシングルスピードにしてしまう魔法のアイテムは
もちろん今回のように内装変速ハブでも問題なく使えます。
たかがBB、されどBB。
アイディアひとつでフレームの可能性をグンと広げてくれます。
では、もう一度全体のお姿を。
一見してカッコいいし、そのカッコよさには実はしっかりとした裏付けがあったんだなと知ると
さらにカッコよく見えてきますね!
ノーメンテナンスではないけど、外装変速に比べると格段にトラブルに強い内装変速とそれの取り付けを可能にしたエキセンBB。
やっぱり中身はストリートキッズだったね!